平屋という選択_②

前回のブログからはや1ヶ月以上‥2月は逃げて3月は去りました^^;

すっかり春の陽気に、ここ岡山県南は桜も見頃をむかえています。

 

2月3月は共にそれぞれ個性のある素敵な平屋が完成。

晴れてお引渡しをさせていただきました。

 

(こちらは改めてブログでもご紹介させていただきます。)

 

さて、前回のコラム「平屋という選択①」の続編として、今回は「平屋の具体的なメリット、デメリット」についてお話ししていきます。

 

<平屋のメリット>

階段の上り下りがない=身体的負担の軽減

ご承知の通り、「平屋」とは一階建ての家。2階がないので階段の上り下りの身体的負担が軽減されます。

マイホームを建てようかと考える世代は主に20代後半~30代。

たかが階段の上り下り、若いうちは苦ではなくても、やはり歳を重ねるごとに切実に身体的負担になっていきます。

人生100歳時代突入と言われる現在。

仮に30歳でマイホームを建てたとすると、その家に住むのは約50年~70年。

まだまだ先と思っている、いわゆるセカンドライフの時間の方が長くなるとも考えられます。

そう考えると、階段があるのとないのとでは暮らしへの身体的負担は断然、平屋がオススメといえます。

 

動線にムダがない=時間の有効活用

階段の上り下りは身体的負担だけではなく、生活動線のムダを省くことにつながります。

最近よく耳にする「時短」。

まさに時間のムダを省くことになります。

例えば、1日1分ムダな動きをしたとします。

1日1分→1年で365分(6時間5分)→50年で304時間10分(約12日分)となります。

たかが1分ですが、塵も積もれば12日間の時間を生み出します。

極端な話にはなりましたが、実際の生活の中にはムダな動線が実は多くひそんでいます。

階段の上り下りもその一つ。平屋にすることで時間的余裕も生まれます。

 

空間にムダがない=空間の有効活用

これまた階段が関係してきますが、「階段」=「移動のための空間、通路」となります。

平屋にすることで階段部のスペースは不要となるので、その分、坪数をコンパクトにしたり、他の部屋を広くとることが可能になります。

 

ムダなコストカットが可能

階段部分の部材やスペースを無くすことでコストカットにもつながります。

 

③④は階段下を収納やワークスペースに活用もできるので、一概に言い切れないところもありますが‥。

最大のメリットは①②にあると思います。

私(スタッフ田村)も平屋生活9年目。年々歳追うごとに身にしみつつあります^^;

昔、コーポ2Fに住んでいた頃は、買物袋を両手に持って上がり、

さらに赤ちゃんだった次女を抱っこして上がり、

よちよち歩きの長女の手を引いて上がり‥日常で何往復していたことか。

若かったのでこなせていたと今となっては痛感します。(苦笑)

 

あの頃を思い返して⑤のメリットを思いつきました。

安全性の配慮 です。

小さなお子様にとっては階段は危険な場所ともなりえます。転倒などのリスクを考えると断然、平屋にメリットがあります。

 

とは言え、デメリットも勿論あります。

<平屋のデメリット>

基礎工事のコスト負担が大きい

2階建ての2F部分を1Fへおろすと当然ながら1階の床面積は大きくなります。

基礎工事の建物部分に占める割合はお安いとは言えない部分です。その分、割高になってしまいます。

土地の広さが必要

ここ岡山県をはじめ地方では車社会。駐車スペースを確保しつつ建物を考えたとき、平屋となるとやはりある程度の土地の広さが必要となります。その分、土地代UPになることも考慮しないといけません。

個のプライバシーが保ちにくい

平屋は家族が関わりやすい空間の反面、個のプライバシーが持ちにくい空間とも言えます。

お子様の成長や家族のライフスタイルによっては2Fが有効活用できることも。

 

デメリット③については、TOIROの場合、建築家の設計力でクリアすることが可能です。

なので、デメリット①②のコストバランスがネックとなるケースがあげられます。

 

いかがでしたでしょうか?

デメリットも勿論ありますが、魅力的なメリットも大きい「平屋」。

ご自身にフィットする住いに「平屋という選択」もあり!?かもしれせんね。

次回は2月3月にお引渡しさせて頂きました、まさに「平屋」のお家を実例としてご紹介いたします^^

気ままなUPで申し訳ございませんが‥お時間がある時にでもお立ち寄り頂けると幸いです。

どうぞお楽しみに♪