WORKS施工事例

Simple & Stylish
岡山市中区
- Design 設計 /
- 松浦伸一郎 氏(コモドデザイン)
- 敷地面積
- 220.61㎡(66.73坪)
- 延床面積
- 87.77㎡(26.55坪)
- 施工面積
- 106.40㎡(32.19坪)
- C値
- 0.25 ㎠/㎡
- UA値
- 0.37 w/㎡・k
- 担当スタッフ
- 磯野 孝仁
土地の周辺環境まで生かした
四季の風景が溶け込むLDK
土地を生かした家づくりができるのは、建築家が建てる家ならでは。「土地を生かす」とは、形や広さなど土地そのものが持つ特徴はもちろん、土地の周辺環境を生かすことも含まれています。
TOIROでは全国50人以上の建築家と提携していますが、どのエリアの建築家が担当することになっても、プランを立てる前に必ず岡山までお越しいただき、家を建てる土地をみてもらいます。その際、土地の周辺環境を体感することも、家づくりにはとても大切なことなのです。
そんな土地の周辺環境を生かして作られたのが「Simple & Stylish」。その名の通り、洗練された上品な佇まいの平家です。。

玄関で分けられたパブリックとプライベートな空間
東西に長細い敷地を生かして建てられたのが、O様ご夫婦の平家「Simple & Stylish」。家が建つ前に訪れたこの土地は、北側には神社があり、手入れされた木々の姿が心地よく印象的でした。
ご自宅にご友人を招くことが多いというO様ご夫妻。パブリックスペースとプライベート空間はしっかりと分けたいとのご要望がありました。
そこで提案されたのが、土地の正面ではなく、南側の中央設ける玄関。玄関を境に、空間をゾーニングすることにしたのです。玄関から入って右手側にパブリックスペースであるLDKを、左側には家族のプライベートスペースを集約。玄関の土間収納は扉を付けて、人の目に配慮しています。

木々の緑が彩りを添える計算されたLDK
LDKに入ると迎えてくれるのが、住宅街にありながら木々の緑が見えるさりげない借景で、心が落ち着く空間。大きな三面窓からはやわらかな光が入り、隣接する神社の木々が部屋に彩りを添えています。ダイニングに座っても、ソファで寛いでいてもその美しい景色が楽しめるよう高さや大きさを計算して配置された窓。土地の特徴を最大限に生かしたからこそ生まれたLDKです。
無垢のフローリングは、「木の質感が好き」と話す奥様のお気に入り。リビングには、書斎代わりのカウンターも。将来は、お子さんのリビング学習に活用予定です。

家事動線がコンパクトにまとまったプライベートスペース
玄関正面の壁からキッチンの腰壁にはネイビーのクロスを用いることで、空間につながりが生まれています。窓からの景色が楽しめるキッチンからは、洗面脱衣室・バスルームへと直接アクセスが可能。共働き家庭にとっては、うれしい家事動線です。また家族専用の洗面台とは別に、トイレのそばに客人も使う手洗い場も設置しました。木の質感が感じられる造作洗面台が、シンプルな家の雰囲気とよく馴染んでいます。

廊下の奥には大容量のファミリークローゼット。寝室や将来の子ども部屋からも近いため、家族みんなが使いやすいのが魅力です。こちらのクローゼットにはあえて扉を設けず、廊下から見える部分を作っています。そのため、洋服やバッグなどお気に入りがちらり。ディスプレイ感覚で楽しみながら片付けられます。
お子さまのお部屋になる予定のオープンフロアは、現在、ご主人のトレーニングルームとして活躍中です。

隣家にも配慮された、上品なアプローチ
建物の南側、玄関がある面はお隣のおうちが迫っているため、ヒノキで作った格子で目隠しを施しました。程よい抜け感があるので隣家への圧迫感も少ないのがポイントです。上品な見た目で、客人を迎えるアプローチとしてもぴったり。ご主人の趣味であるロードバイクもアプローチの奥に置けるので、防犯面でも安心です。
土地の特徴を最大限に生かし、お客さまをもてなす開放的なLDKと機能的なプライベート空間を両立させた「Simple & Stylish」。建築家が現地に赴き、土地を肌で感じたからこそできたおうちです。
