WORKS施工事例

猫と暮らす平屋のコートハウス
岡山市北区
- Design 設計 /
- 森田 淳平 氏(一級建築士事務所 森田淳平建築設計事務所)
- 敷地面積
- 287.88㎡(87.08坪)
- 延床面積
- 89.43㎡(27.05坪)
- 施工面積
- 127.52㎡(38.57坪)
- C値
- 0.26 ㎠/㎡
- UA値
- 0.35 w/㎡・k
- 担当スタッフ
- 岡 俊宏
インナーコートに隣接する開放的なLDK
効率的な家事動線が整う平屋の住まい
「毎月家賃を払うより、早めに家を建てて将来に備えたい」。そんな思いで家づくりを始めたのがY様ご夫婦。
共働きのお二人はそろって多忙のため、お休みの日は、おうちでゆっくり過ごしたいというご希望でした。
そのため、開放感がありながらもプライベートをしっかり確保した設計プランをご提案。完成したのが、夫婦でまったりとした時間が楽しめる「猫と暮らす平屋の家」です。

吹き抜け勾配天井で広々したLDKに
外壁は金属系サイディングのネイビー、玄関ポーチ部のみレッドシダー貼りとしたスタイリッシュな平屋の外観。
室内は「LDKは広く、ほかはコンパクトに」とのご希望から、LDKはたっぷり20帖を確保しました。
さらに、リビングとダイニングの上部に吹き抜けの勾配天井を採用。ハイサイド窓を設けて南側の採光を確保し、実際の広さ以上の開放感を演出。
躯体の強度を高めるための梁が、空間を引き締め、デザイン性を高めています。
二人で立つこともあるというキッチンは通路を広めに取り、キッチンとダイニングテーブルを横並びにレイアウトすることで毎日の家事動線をコンパクトに。腰壁は手元が隠れる高さで作業スペースが見えないように、さらに背面収納は扉で隠すことで生活感をなくしながらスッキリと見せています。
ダイニングには勾配天井によって生まれた下がり壁を活用してデザイン性のあるペンダントライトを採用。空間を活かしたアクセントとなっています。

プライベート感と開放感を備えるアウトドアリビング
LDKと主寝室から出入りできるのは、8帖ほどのインナーコート。
グレータイルを敷いたタイルテラスで、ウッドテラスに比べてお手入れが簡単なのがポイントです。
高い壁で囲むことで外からの視線を感じることがないプライベートな空間は確保しながらも、屋根がないため開放的。
お休みの日はアウトドアリビングとしてくつろいだり、七輪で食事を楽しんだりとよりおうち時間が満喫できます。

ワンルームとしても使える効率的な設計
LDKの広さをしっかり確保するため廊下をなくしたY様邸は、主寝室やウォークインクローゼット、脱衣洗面室がそれぞれLDKに隣接。建具を外すと、まるでワンルームのように使える設計となっています。
インナーコートにも面するのは、主寝室。ご夫婦それぞれに夜勤があることから、就寝時間の違いに配慮できるようご夫婦それぞれの出入り口を設けています。季節ものの寝具や家電の収納スペースも確保しました。
また、家の北東側には趣味室を。田んぼに面した南東・北東の景色が楽しめる窓を持つ趣味室は、普段はLDKと一体で使うことを想定し、趣味の書籍やフィギュアを満喫できる空間となっています。
3帖ある洗面脱衣室は室内干しも可能に。ウォークインクローゼットを一直線に隣接させることで、コンパクトな洗濯家事動線を生み出しています。そんな洗面脱衣室とウォークインクローゼットに挟むように配されているのが、奥様専用のパウダーコーナー。クローゼットに近いことで、朝の身支度も効率的に済ませることができます。
