WORKS施工事例

感謝と共に住まう家

岡山市南区

Design 設計 /
長江 紅美 氏(長江紅美建築設計事務所)
敷地面積
204.68㎡(61.92坪)
延床面積
86.95㎡(26.3坪)
施工面積
96.88㎡(29.31坪)
C値
0.20 ㎠/㎡
UA値
0.36 w/㎡・k
担当スタッフ
磯野 孝仁

祖父母から受け継いだ家を建て替え
土地の特徴を生かし、回遊性ある住まいへ

家を購入される方の中には、すでにお住まいの家やご実家の建て替えを検討される方も少なくありません。
TOIROが開催する「賢い家づくり勉強会」にお越しいただいたT様は、おじいさま・おばあさまから受け継いだ家の建て替えを検討されていました。
冬は寒く、夏が暑いおうちだったことから、高気密・高断熱な家づくりを得意とするTOIROとともに家づくりをスタート。1年を通して快適な住まいを目指して完成したのが「感謝と共に住まう家」です。

建て替えだからこそ「土地の特徴」をより生かした住まいに

新たに土地を購入して家を建てるのに対し、すでに住んでいる土地を建て替える際の大きな利点は「土地の特徴」をお施主さまご自身がよく知っているということ。もちろん、建築家は設計の前に現地を訪れ、土地の特徴をしっかりと見たうえで間取りをご提案しますが、それに加えて、お施主さまご自身の好みを建築家に伝え、反映した家づくりができるのです。

結果として、日当たりや景観など、以前の家で不満だった点を解消する間取りがご提案できます。T様もこれまでの経験から「朝日が入る家にしたい」「西日は遮りたい」「駐車場は南を避けたい」といったご希望が明確にありました。

合わせて、T様がこだわったのが「回遊性」です。建具を極力なくし、扉レスの間取りで、家族とのコミュニケーションが取りやすく、開放的な空間を目指しました。

回遊性を意識した、開放感あふれる間取り

T様の家でまず迎えてくれるのは、玄関から続く広々とした土間。LDKと屋外をつなぐ土間は、セカンドリビングとしてくつろぐ場として、趣味の書道やお子さまの遊び場など多目的に活躍します。また、シューズや傘のほか、お子さまの習い事の道具や清掃道具、防災備蓄用品などをたっぷり収納できるスペースも完備。シフォンカーテンで目隠しし、ゆるやかに空間を仕切っています。

土間とLDKを仕切るのは造作の収納棚。見せる収納と隠す収納のどちらにも対応できる棚は、空間のアクセントとして活躍しています。あえて天井部分を開けることで、圧迫感がない造りに。LDKの天井も奥行きが感じられる勾配天井を採用し、視覚的な広さを取り入れています。


また、LDKから各個室をつなぐ空間には、クローゼットやスタディスペースを設けることで、廊下をなくした効率的な間取りに。扉も極力少なくしたおうちは、家事動線が楽になるだけでなく、明るく風通しがよくなることがメリットです。また、どこにいても家族の気配を感じることができ、コミュニケーションも取りやすいことも大きな特徴です。

建築家への相談で、次の世代へと受け継ぐ

近年は、対面キッチンを希望されるお施主さまが増えていますが、T様のご希望は壁付けキッチン。これまで暮らしていたお住まいも、同じく壁付けキッチンとのことで、キッチン前の壁にキッチン用品を掛けることで、効率よく家事が進められていたというご自身の経験からのご希望でした。壁付けキッチンは。対面キッチンに比べてスペースを取らないため、その分、リビングやダイニングを広く取れるのがメリット。キッチン収納に使えるカウンター型の棚を設置し、収納力も確保しました。

キッチンに用いたのは、奥様お気に入りのヘリンボーン柄のクロス。ナチュラルな雰囲気ながら、さりげなくおしゃれが楽しめるデザインで、他のインテリアの邪魔をすることがない壁紙です。またキッチンの下り天井部分には、グレージュのクロスを採用。土間とLDKを仕切っている収納棚のクロスと同じもので、空間に統一感を持たせています。

おじいさま・おばあさまから、次の世代へと受け継がれた「感謝と共に住まう家」。開放的で快適な空間へと生まれ変わり、新しい家族の歴史を刻んでいます。

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