WORKS施工事例

アイの家
玉野市
- Design 設計 /
- 井上 郁子 氏(藤田摂建築設計事務所)
- 敷地面積
- 177.91㎡(53.82坪)
- 延床面積
- 96.26㎡(29.12坪)
- 施工面積
- 102.67㎡(31.06坪)
- C値
- 0.40 ㎠/㎡
- UA値
- 0.36 w/㎡・k
- 担当スタッフ
- 磯野 孝仁
平屋の様に暮らせる2階建て
動線にこだわった家事楽の住まい
以前は社宅にお住まいだったT様ご夫婦。ご友人らがマイホームを購入した話を聞くようになり「我が家もそろそろ」と家づくりを考え始めたといいます。TOIROへ訪れたのは「賢い家づくり勉強会」がきっかけ。その後、モデルハウスなどを見学し、TOIROでの家づくりを決められました。
ご主人は「帰ってきて疲れが取れる癒される家を」、奥さまは「歳月が経っても暮らしやすい家を」との希望。そんなご夫婦の理想の暮らしを叶える「アイの家」をご紹介します。

横並びのキッチン・ダイニングで家事動線をコンパクトに
大開口の窓をL字に排したLDKは明るく開放的。キッチンへは、玄関から土間収納を通過し、グレイッシュなトーンでまとめた洗面台の前を通って出入りが可能です。そんなキッチンに横並びになるよう配置されたのがダイニング。キッチンとダイニングを横並びにすることで、調理・配膳・片付けの動線がコンパクトに。またダイニングテーブルを作業台として使うこともでき家事の効率がよくなます。
ダイニングの背面には、パントリーと収納庫を。サッと開閉できるロールスクリーンや扉で目隠しできるので、モノが多いLDKもスッキリ見せてくれます。
キッチンやダイニングに比べて、天井がやや高いリビングは、天井にのぞく梁がアクセントとなって空間を緩やかにゾーニング。空間に広がりを感じるリビングからは、ウッドデッキがあるお庭に出ることができます。
庭はフェンスで囲われているため、デッキやリビングでくつろいでいても、外からの視線を気にすることはありません。

「洗う・干す・片付ける」がまとまったフレキシブルな脱衣室
ご要望があった「ランドリールーム」は、脱衣室と併用して設けています。
細々した用品が片付けられる可動棚に加えて設置した長い作業カウンターは、家事や毎日のスキンケアに使える鏡台として活躍。「家のどこかで使いたい」とご要望があったT様お気に入りのアクセントクロスも相まって、お気に入りのスペースとなっています。
リビングにつながるテラスへは、洗濯脱衣室からも行き来できます。また主寝室に併設するウォークインクローゼットへも出入りできるので、「洗う・干す・片付ける」の動線はばっちりです。

将来は1階だけで暮らせるように工夫された間取り
光の加減で白にも見える淡いライトグレーの外壁。玄関ポーチにレッドシダーを用いて、木のぬくもりをプラスしました。北面&奥まったところなので、無垢の木でも比較的メンテナンスも楽になります。ポスト門柱も枕木を用いて、シンプルさの中にも癒しを感じられるアプローチです。
将来的には、1階だけで暮らせるようにと平屋の様な設計に。2階は現在、壁で仕切らない広々したフロアに。いずれは、2つの部屋として間仕切って、子ども部屋として活用できるように、下地のみを用意しています。
2Fへつながる階段は、螺旋の造作階段+アイアンのオープン階段へと途中で切り替えるデザイン。玄関の印象を個性的に演出する存在です。
玄関の脇には土間収納を設置。ご主人が剣道やゴルフをされていることもあって、道着やゴルフバッグなどが収納できるたっぷりサイズに。帰ったらすぐに道着などをドスンと置ける広さを確保しました。
そのまま帰宅動線上に、洗面手洗い&トイレ、キッチンまで続きます。
趣味や家事楽動線など、T様のライフスタイルに寄り添い、こだわりをちりばめた「アイの家」。先を見据え、家族の成長に合わせて上手に2階を活用しながらも、将来は1階だけで暮らせるよう計算された間取りになっています。
